尊大な父との別れ
7月7日七夕の払暁、父が亡くなりました。
2日前の仕事中の事故で、
脳挫傷、心肺停止となり、
64年の生涯を閉じることとなりました。
父は、富士吉原の貧しい家庭で育ち、
苦学の上、就職そして独立しました。
多くの建築業がバブルの波を受けるのと
同様に90年以降は、首の皮一枚つながった
状態で辛うじて会社と仕事仲間を守ってきました。
そんな厳しい財政状況に関わらず、
留学していた私を、最後まで支援してくれました。
目を閉じれば、
脳裏に蘇る父の現場姿。
大変な仕事でも、音を上げずに
汗を垂らしながら、一人で黙々と
やり遂げる強さ。
私もほんの少しだけども、
小さい頃から仕事を手伝い
そんな姿をずっと見てきました。
あっぱれな父に悲しい悔しさと
崇敬の念と慕情の想いを持って
これから長い時間をかけつつ
気持ちを整理・昇華していきたいと
思っております。
皆様には、大変ご心配をおかけいたしましたが、
父の心と皆様の心を背に感じ、
一歩一歩前進してまいります。
今後とも、末永くよろしくお願いいたします。
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