2011年11月22日
音楽授業を見学!



今日は、議案説明会の直後に向山小学校の
指定研究発表会に出席してきました。
私は5年生の音楽の授業を選択しました。
音楽は読んで字のごとく
音を楽しむのが、ベースとなるので
多感な時期の小学校での音楽授業は
非常に重要だと思っています。
担当した中村先生は声楽をご自身もされるようで
得意な授業だけに趣向を凝らしていました。
子供たちを少人数のグループに分け、
ラジカセには、ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」。
感情豊かなオーケストラ曲に
子供たちは聴き入り、
横長の紙に線を描いていきます。
そして、感じた気持ちを色づけしていきます。
どんな感じだったかチーム内で話し合い、
テープを巻き戻しながら、
「あそこのターラ、ターラ、タラッタッタは、隙間があったよ」
とかやり取りをしていました。
授業の最後に先生は、
生徒間での線や色の違いに関し、
「みんな、違くていいんだよ」と
伝えていました。
実は、有名な「ジョン・ケージ」という
米国の作曲家が、線と色で描いた
「楽譜」を作曲しています。
歌手は、この歌詞の上にある
線と色を見た感覚で
歌う現代曲です。
世界的に認知された
手法ですので、
中村先生が行っていることは
音楽的に正しいのです。
私はむしろ子供には
音符などの譜面に縛ったり
言葉で感想文を書いたり
することより、
このように抽象的な表現の方が
教育上よい結果をもたらす
と考えます。
音楽は抽象的なものですから
抽象的に感じ、
抽象的に伝えればよいのです。
是非、全市に広めていきたいです。
Posted by a2yo4 at
23:42
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